英文法のインプットは私立高校受験と公立高校受験で分けて考えていきます。
公立高校受験対策の英文法学習
公立高校受験で英文法を勉強する場合にオススメしたい教材は、学研『中学英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく(以下ひとわか)』です。
【特徴1】
説明がわかりやすい
ほとんどの子が、これを読んで理解できるんじゃないでしょうか。うちの塾でも、これ読んでわからないというケースはこれまでありませんでした。イラストやまとめが理解の手助けをしてくれます。
わかりやすいだけなら、最近はたくさん出ています。この教材の良いところはこれだけではありません。最大の特徴は次の点です。
【特徴2】
1冊で中学英文法がまとまっている
「英文法が学年ごとに分かれているので3冊必要」「問題集だと説明が少ない」「参考書だと問題が少ない」という英文法教材がほとんどです。この点、この教材は「1冊完結」です。しかも、わかりやすい説明で1冊にまとまっているのって他にはないんじゃないですか。
だから、英文法でわからないときは調べ学習もできます。うちの塾の子達も英文法でわからなくなると広げていますよ。公立高校受験レベルであれば、ほぼこの1冊を完璧にすれば大丈夫です。ただし隅から隅まで読み込んで下さいね。
★欄外の「+くわしく」も大事!
★「復習テスト」の欄外「ステップアップ」も重要!
【特徴3】
問題の量も多すぎず、英作文中心だから書きまくれるので英文の形を身に付けやすい
適度な問題量も大事だと思います。英語が苦手な子は問題数が多すぎると、それで嫌になっちゃいますから。この教材であれば、1単元やってもそんなに大変に感じないと思います。
また、英語の問題集って答えだけ書くことが多いです。でも、苦手な子は英文全体を書いた方がいいですよ。単語練習、英作文の練習にもなりますから。この教材も問題はほとんどが英作問題になっていますよ。書きまくれば力がつくはずです。
【特徴4】
単語のヒントが書かれているので、単語力の弱い人でも取り組める
これも非常に重要な点です。単語がわからないと問題が解けない問題集が多すぎます。単語のヒントが与えられていますから、並べ替え感覚で英文法のみをトレーニングできるように工夫されています。
【唯一の弱点】
確認テストが少ないこと
この教材の弱点は、長所でもあるのですがヒントが多すぎることです。答えを見ながら解いているといってもいいかもしれません。
だから本当の力をつけるにはテストをする必要があります。
ヒントなしの「英作テスト」が欲しいです。
そこでうちの塾で作りました。これでもかというぐらい反復重視の英作テストです。
この教材でインプットしたあとにアウトプットとしてやってみて下さい。