怒ってしまって子どもにきつく言ってしまった経験は誰でもあるのではないでしょうか。
私も塾の仕事をしていて、「なんでこれができないの!」「この前、教えたのに!」と怒りの感情がよく出てきます。
この怒りの感情はどこからくるのでしょうか。
怒りというのは第2感情だと言われています。
実際には怒りの前に「期待」の第1感情あるんですね。
この期待の第1感情を飛び越して怒りが先に飛び出してしまう。
そうして怒られた子どもは、ショック受けたり、ビクビクしたり、反射的に謝るだけになってしまいます。
しかも、子どもの記憶には「怒られた」「叱られた」という記憶しか残らないんですね。
怒ることで、子どもが考えなくなり、そこで成長が止まってしまうのです。
そうではなくて、子どもには、怒りの前提になっている「期待」の方を語りましょう。
期待の方を語ると、子どもは自分の頭で考えて「申し訳ない」と語れるようになります。
こんなことを言うと「怒ってるときに冷静になれるのか」と思うかもしれません。
でもそういうときは次のように考えてみてください。
「その日が親子で話す最後の日」だと考えるのです。
もし最後の日だったとしたら、それでも子どもに怒ったり叱ったりしますか?
抱きしめたり、愛しているということを伝えるでしょう。
その気持ちです。
長く付き合っていきたい人とは「その日が最後だと思って接する」のです。
それだったら、怒りよりも「期待」を先に伝えることだって楽にできるのではないでしょうか。
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