子どもの話を聴き、子どもが自ら解決する方法を探るきっかけを作るという話を以前しました。
親の立場であれこれとアドバイスをするのではなくて、子ども自身が気付いて成長していくのを手助けするというのが正しい悩みの聴き方です。
また親の希望を子どもに伝えるときは、「私」を主語にした「Iメッセージ」で伝えます。
「普通の中学生はみんな勉強してるんだから、あなたも勉強しなさい。」
といいたいところを「ずっと勉強してないとテスト近いからお母さんは心配だ」と主語を私に変えるわけです。
これについては
で書きました。
しかし、どうしても伝えても子どもが変わってくれないときはどうすればいいのでしょうか。
こういう場合にいくつか方法があります。
1つめは環境改善です。
伝えてもダメなときは環境自体を変えてしまいます。
望むような行動をとってしまうような環境にしてしまうのです。
例えば、スマホ依存の子で勉強をほとんどしない子だったとしましょう。
そういう場合にはスマホを使って勉強できるような環境を整えてみます。
単語学習アプリだったり、映像授業などスマホで眺めているだけで少しでも勉強できるような環境を整えていきます。
塾をやめる学校でもインスタグラムやアプリを使った学習方法を提案しています。
復習した方がいいといってもなかなかできない子もそうですけど、スマホなどで隙間時間に学習できるような環境を作ってしまえばちょっとの時間でも勉強できますからね。
ちょっとしたことなんですけど、こういうきっかけをつくると子どもがやろうとなるから不思議なものです。
実際にこんなコメントをもらいました。
コメント
環境を改善して変えることができるなら、いろいろ変えてみるといいでしょう。
そうすれば、わざわざ言わなくても行動を変化させることができます。
ちょっとした工夫で変わることもあるといいますから実際に試してみて下さい。
↓トイレの張り紙もキレイに使ってもらう環境改善のちょっとした工夫ですよね。↓
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