iPadを使う最大のメリットは、グッドノートをはじめとするアプリの進化によるところが大きいです。近いうちに紙の教材や塾の授業を受けるより、学習アプリの方がよいという時代がやってくるでしょう。
特に基礎的な土台となる知識不足の状態の子は、アプリを使って効率よく必要な知識を「覚える→テストする」をたくさんやった方が効果的です。知識がない状態で授業を受けたり問題を解いていたりしても一向に頭に入ってこないんです。従来の勉強のやり方は「できる子」中心で組み立てられてきました。できなかった子たちはノーカウントでいなかったものと扱われてきたのです。
練習しないでいきなり試合に参加しているようなものなんです。もっと走りこんだり、パスの練習したりと、土台となるトレーニングを本来積む必要があります。そのトレーニングには学習アプリが最強なんです。
とはいえ、アプリがたくさんありすぎてどれをやったらいいかわからないと思います。そこで塾屋の視点でオススメアプリを紹介したいと思います。
オススメポイントとしては、以下の点を紹介基準としました。知識ゼロから始めることができて、一定のレベルまで引きあがるよう次のような基準を設けました。
(1)(2)は必須ですね。基本的に勉強が苦手嫌いな子を学習アプリで救う必要があります。そのため、知識ゼロでも気軽に取り組める選択式の問題になっているのが理想です。そもそもできる子はアプリ以外でもできるはずなのであえてアプリでやらなくてもいいでしょうから。
(3)も大事です。なんでその答えになるかわからないとできるようにならないですし、自分で調べる時間を短縮したいので、解説があるアプリがいいです。
(4)は学習アプリならではの機能です。苦手だけ反復したり、総合的にランダムにテストしたりできるのが紙教材との大きな違いです。これらすべてクリアできる教材を選択しました。
(5)は紙の教材に負けない分量があるかです。ここで負けてしまうと、紙の教材の方がいいということになってしまいますので。
(6)なんといっても得点につながりやすいものがいいですね。できるだけ実践向けに作られているかも大事な要素です。